オーストラリアのプロ野球リーグに15人の日本人選手が参戦!

オーストラリアのプロ野球リーグ(ABL)に、日本プロ球団からの派遣を含む15選手が加入し、シーズンを盛り上げます。現地の方はぜひ応援に!

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Supplied: Melbourne Aces, Canberra Cavalry, Adelaide Giants, Sydney Blue Sox

11月17日に開幕するオーストラリアのプロ野球リーグ(Australian Baseball League、以下ABL)。2010年に発足したリーグは、今年、6球団で120の試合が繰り広げられます。

ABLは2011/12年以来、日本プロ野球(NPB) との交流を続けており、過去にはブリスベンがソフトバンクス・ホークスと、メルボルンが読売ジャイアンツや西武ライオンズとパートナシップを結ぶなど、野球を通じた日豪の絆を深めてきました。

2023/24のシーズン新たに発表された戦略的パートナシップはキャンベラと横浜ベースターズ、メルボルンとオリックスバッファローズ、シドニーと千葉ロッテマリーンズ。また今シーズンの選手派遣はありませんが、パースと楽天ゴールデンイーグルズもパートナシップを組んでいることを、ABLのゼネラルマネージャー、ポール・ゴンザレス氏がSBS日本語放送の取材で明かしています。
「この交流は選手の育成以上に両国の野球の成長を支えていることを認識しています。そして何よりも、この関係は今後何世代にもわたって続くでしょう」

「ベースボール・オーストラリアとABLは、日本だけでなく、韓国、アメリカ、台湾のパートナーシップとも関係を構築し、オーストラリアから世界最高の新星を世界に送り出す方法を模索し続けます」

ABLには今季、6球団中5球団に日本人選手が参戦。現地にお住まいの方はぜひ応援に足を運んでみてください。

Canberra Cavalry キャンベラ・キャバルリー

キャンベラ・キャバルリーには4人の日本人選手が加入。
2018年以来横浜DeNAベイスターズと戦略的パートナシップを組んでいるキャンベラには、徳山壮磨投手(24)と東妻純平捕手(22)が派遣。ともに来シーズンの飛躍を目指し来豪を決意したと言います。

また昨シーズンもキャバルリーで活躍した迫勇飛投手(24)が再契約。迫選手は日本の社会人野球カナフレックスからABLに挑戦。ABLのオフシーズン中は米独立フロンティアリーグのニュージャージー・ジャッカルと契約を結ぶなど、注目を集めています。

DeNAや楽天、さらにはメキシコやイタリアリーグなど、世界での経験を持つ濱矢廣大投手(30)。昨シーズンは西オーストラリア州ステートリーグのモーリー・イーグルズでプレーしています。

Adelaide Giants アデレード・ジャイアンツ

昨シーズン、初優勝を果たしたアデレード・ジャイアンツには、元日本ハムの村田透投手(30)と、元広島東洋カープの仲尾次オスカル投手(32)が参戦。両選手、昨シーズンはニュージーランド・トゥアタラでプレーしていました。

村田選手は2007年、ドラフト1位で巨人に入団した後、2015年にはアメリカのクリーブランド・インディアンスと契約を果たしています。

一方、仲尾次選手は2015年にプロ入りし、2019年からは社会人野球へと移行。両親ともに日本人ですが、生まれも育ちもブラジルのため、日本語はあまり得意ではないそうです。

Melbourne Aces メルボルン・エイシズ

エイシズには日本のオリックス・バッファローズから、前佑囲斗投手(22)、横山楓投手(25)、杉沢龍外野手(23)、福永奨捕手(24)の4選手が派遣されます。

前田選手、横山選手、杉沢選手はいずれも今季、一軍デビューを果たした期待の若手選手たち。一方キャッチャーの福永選手はデビューした昨シーズンから一軍に出場。今季は二軍でチームの最多出場を果たしています。
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Credit: Melbourne Aces

Sydney Blue Sox シドニー・ブルーソックス

昨シーズンは最下位に終わり、2019年以来優勝から遠ざかっているブルーソックスは、今回新たなマネージメントのもと、再スタート。千葉ロッテマリーンズから中森俊介投手(21)、 森遼大朗投手(24)、池田来翔内野手(23)の3選手が派遣されます。

日本からこのほど派遣される選手の中で最年少となる中森選手は10月のクライマックスシリーズでデビューを果たしています。

Perth Heat パース・ヒート

過去4シーズンで3度チャンピオンシップシリーズに駒を進めるものの、優勝を逃してきたパース・ヒート。

昨シーズンはフロンティアリーグのエンパイアステート・グレイズに所属していた赤塚瑞樹投手(25)は、世界でも稀な左右両方の腕で投球ができる「スイッチピッチャー」として知られます。右は140キロ超、左は130キロ。左右を入れ替えるピッチに注目です。

Brisbane Bandits・ブリスベン・バンディッツ

残念ながら日本人選手は今季加入していませんが、韓国のプロ野球チームであるNCダイノスから4選手が派遣されます。

また日本の企業グループがバンディッツの株式を取得。この戦略的パートナーシップにより、国際的な結びつきを強化し、グローバルな野球コミュニティが育成されることに期待が高まっています。

新たなアプリで全試合を視聴

オーストラリア野球連盟とABLのコラボで新たに発表されたストリーミングアプリBaseball+で、全試合を視聴することができます。

またABLのみならず、オーストラリア代表や全国大会などの試合も観ることができる、野球ファンにとってのワンストップアプリとなっています。

2023/24のシーズンスケジュールはこちらから。

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Published

Updated

By Yumi Oba
Source: SBS

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