ニューサウスウェールズ州では、ポーカーマシーンからの利益が多いクラブ上位10カ所のうち9カ所が、移民の多いシドニー西部またはシドニー南西部に集中しています。地域のコミュニティーリーダーによると、移民や、オーストラリアに来たばかりの人は、ほかのグループと比べて、ギャンブル依存症になりやすい傾向があり、大きな問題になっています。
SBSは今回初めて、クラブがポーカーマシーンで得た利益をどこに配分しているかを示すデータを独占的に入手しました。その結果、一部のクラブが、高額の幹部報酬を支払っていたり、多額の資金を投じて従業員を海外研修に送っていることも分かりました。
今回のリポートで取り上げられたクラブはすべて、ギャンブル依存症の問題を解決するために努力を行っていると反論し、海外研修などへの高額の支出を擁護しています。