日本人として、英語と同時に日本語を、文化を体得しながらオーストラリアで育ってほしい。お子さんをもつそんな日本人永住者は多くいます。
同時に英語の環境で育つ子供達が、日本語を勉強するモチベーションを持ち続けるのは非常に難しいと感じている親も少なくはありません。
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日本を知りたいに応えたい ホルステガ 貴子
メルボルンに住むJ-Kids LABの主宰者、サイエンスかーちゃんこと井口由紀子さんは2019年にJ-Kids LABを立ち上げ、日系コミュニティの子供向けに、五感やサイエンスの要素を含めた遊び・クラフトを紹介してきました。

J-Kids LAB work shop (before COVID-19) Source: Yukiko Iguchi
その経験を通じて、多くの日本人の親が共通して日本語継承に苦労していることを知っていた井口さんは、オンラインでの活動が、同様の悩みを持つ家族をつなぐことができると考えました。
オンラインは、コロナだから仕方なく使うという後ろ向きの手段ではなく、遠くの人たちがつながり続けることができる手段です

Yukiko Iguchi, her role title is Science Ka-chan (Science mum) Source: Yukiko Iguchi
子供たちに日本語を楽しく学んでほしい、との思いで、J-kids LAB日本語アカデミーの創設を計画しています。
J-kids LAB日本語アカデミーでは、従来の学校で教えるインプット型の教育ではなくアウトプット型の教育を考えています。
日本語での自己表現の場や交流の場が、子供達の日本語を学ぶモチベーションとなると井口さんは話します。
言語は必要性と機会で培われていくので、日本語を使う・発する機会を、それも楽しく与えてあげることが必要です
火木土の夜10時はおやすみ前にSBSの日本語ラジオ!